弁護士 杉浦 恵一

被相続人:依頼者の父・母
相続人:依頼者(Aさん)、他の兄弟
Aさんは、両親がなくなったため、他の兄弟に遺産分割の話をしたところ、他の兄弟からは、両親の費用を立て替えているので支払うように求められ、遺産分割の話が全く進みませんでした。
対応に困ったAさんは当事務所にご相談にいらっしゃいました。 Aさんのお話では、遺産分割の問題だけでなく、両親の生前に、両親の口座から他の兄弟の口座に送金がなされたという問題もあり、当事者間の話し合いでは解決が難しいと考えられたため、速やかに遺産分割調停を申立てしました。
遺産分割調停では、他の兄弟に送金された金銭は生前贈与(特別受益)として遺産分割に含めて解決することを提案しましたが、 他の兄弟がこれを拒否したため、両親からの送金の問題は別途、民事裁判で決着をつけることとし、遺産分割を成立させました。
約1年
生前に被相続人から相続人に送金があった場合、これを生前贈与(特別受益)として話ができることもあれば、受け取った相続人が特別受益(生前贈与)であることを否定する場合もあります。
生前贈与ではない場合には、損害賠償や不当利得返還の問題となることもありますが、このような場合には家庭裁判所(遺産分割調停等の遺産分割手続き)では取り扱えず、別途、民事裁判で決着をつける必要があることもあります。
弁護士 杉浦 恵一

被相続人:依頼者の父・母
相続人:依頼者(Aさん)、その他の兄弟
Aさんは、親が亡くなったため、他の兄弟と遺産分割の話をしようとしましたが、他の兄弟が、親に金銭を貸していると主張し、遺産の話が進みませんでした。そのため、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
Aさんのお話では、他の兄弟が主張している借金に心当たりはなく、話し合いは難しいように思われたことから、速やかに遺産分割調停を申し立てました。
遺産分割調停では、やはり他の兄弟は親に金銭を貸していると主張し、その返済を求めてきましたが、提出された借用証書などを見ると筆跡に疑義があり、またいつどのように貸し付けがなされたのかも分からない内容でした。
そのため、話し合いでの解決が難しいと考え、裁判所に早期の審判移行を求め、審判では法定相続分に基づく分割案を提示し、最終的には裁判から提示した内容通りの決定がなされました。
約1年
借金・負債を遺産分割の対象とすることは、話し合いであれば可能ですが、債権者には効力を及ぼしません。借金・負債は、原則として法定相続文で分割されますので、遺産分割審判になれば、通常は、裁判所は借金・負債の問題を取り扱いません。
遺産分割をせずに放置をしていると、数次相続が発生して相続人が増加したり、手続きが煩雑になる可能性もあります。
相続についてお困りのことがあれば、当事務所にご相談ください。
弁護士 渡邊 佳帆
本相続教室でも何度かご紹介しておりますが(本相続教室でも何度かご紹介しておりますが( 特別縁故者の財産分与申立てとは? 相続人がいない場合の対応策を解説 ))、相続人がいない場合、特別縁故者として相続財産を分けるよう申し立てることができる可能性があります。
しかし、申立てをすれば必ず特別縁故者として認められるわけではありません。では、どのような場合に特別縁故者として認められるのでしょうか。
民法958条の2は、特別縁故者について、「被相続人と生計を同じくしていた者、被相続人の療養看護に努めた者その他被相続人と特別の縁故があった者」と定めています。
被相続人と生計を同じくするとは、被相続人と家計を同じにして生活していたことをいいます。被相続人と一緒の家で一緒に生活していた場合が典型例です。内縁の配偶者や、事実上の養子、事実上の親代わりだった伯父(叔父)や伯母(叔母)などがあたります。
療養看護に努めるとは、何らかの疾病に罹患した状態にある者に対し、療養・看護の全部あるいは一部を行うことです。被相続人と同居して療養・看護を行う場合はこれにあたりますが、被相続人が完全介護の病院や施設に入所しても、その身元保証人となって頻繁に被相続人のもとを訪れて療養・看護について気を配ったり、通院や外出に付き添ったりした等の事情があれば、療養看護に努めたと評価されることもあります。
例示として挙げられたア・イには該当しないものの、それらと同等に財産を分与してもよいと判断されるような関係が被相続人との間にあった者がいた場合を想定して規定されています。東京家裁昭和60年11月19日審判は、「「その他の特別縁故者」とは、生計同一者、療養看護者に準ずる程度に被相続人との間に具体的かつ現実的な交渉があり、相続財産の全部又は一部をその者に分与することが被相続人の意思に合致するであろうとみられる程度に被相続人と密接な関係があつた者をいうと解すべきである。」としています。
財産分与の申立てがあった場合、裁判所は、申立人に陳述書を提出させ、家庭裁判所調査官による面談等の調査を行って、特別縁故の有無や程度、分与の相当性などを基礎付ける資料を収集します。また、相続財産管理人(被相続人の財産を管理する人。裁判所に選任される)に対して、申立人に財産を分与すべきかの意見書の提出も求めます。それらの資料をもとに、裁判所が、申立人が特別縁故者にあたるかを判断します。
最後に、申立人が特別縁故者にあたるかどうかが判断された裁判例を紹介します。
申立人:被相続人の従兄
考慮された点
・被相続人の幼時からその母ともどもよくその面倒を見て、早くに実父を亡くした被相続人の成育を親身になって助け、被相続人の父親代わりの役目を果してきた
・被相続人の財産の主要部分をなす土地建物の購入についても多大の尽力をした
・独り暮しを続けている被相続人の身を案じて再三同人に縁談を勧めるなどしていた
申立人:被相続人が勤務する株式会社の代表取締役
考慮された点
・被相続人の唯一の財産が、申立人の購入してあげた不動産
・10年以上被相続人の生活の援助を続けてきた
・被相続人と交際のあった唯一の親戚が、不動産が申立人に分与されることに反対していない(ただ、被相続人一家の霊を弔ってもらいたいと希望)
・上記希望に対し、被相続人一家の供養を欠くことはしないつもりであると意思表明
申立人:被相続人の従兄の娘で、幼少期は被相続人と一緒に育った女性(肯定例①の娘)
考慮された点
・申立人本人が結婚した後は、被相続人と交渉が薄くなった
・ときには電話で被相続人の健康状態を尋ねたり、被相続人が入院した際にその見舞いに訪れたりしたに過ぎない
申立人:法律上の妻子がいるが、被相続人と内縁関係にあった男性
考慮された点
・法律上の妻があるため、被相続人とは重婚的内縁関係にあり、法の認めない公序良俗に反する妾関係であって、民法第90条および家事審判法第1条の目的に副わない
(形式的には「被相続人と生計を同じくしていた者」に該当すると言えなくはないと認定された)
令和8年2月9日に最高裁判所にて遺産分割申立事件について審判が確定しました。
令和8年2月19日に名古屋地方裁判所にて不当利得返還等請求事件について判決が出ました。
令和8年1月16日に岐阜家庭裁判所多治見支部にて相続放棄申述事件 について相続放棄申述が受理されました。
令和8年1月19日に名古屋地方裁判所にて不動産仮差押命令申立事件 について仮差押決定が出ました。
名古屋総合法律事務所は、相続に関する年間約200件以上のご相談をお受けしており、多くの相続問題を解決して参りました。
こちらでは、実際にご来所頂いた、もしくは出張訪問させて頂きました新規のご相談件数と、ご相談内容を掲載いたします。
弁護士・税理士・司法書士・社労士・相続アドバイザー・専門事務スタッフ一同、相続分野に特化し、多くのノウハウを事務所で蓄積・共有しています。今後も研鑽に努め、より一層、専門性を追求し、『より良い法的サービス』を『より適正な価格』で提供し、皆様に満足いただけるよう全力をあげて参ります。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
※2015年11月は、案件対応に時間を集中させていただいたため、相談数を抑制させていただきましたが、2015年12月1日からは通常の通り相談受付をさせていただいておりますので、よろしくお願い申し上げます。
| 2026年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 2月 | 24件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分、遺言作成、相続税、家族信託、相続登記 |
| 1月 | 21件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分、遺言作成、相続税、相続登記 |
| 2025年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 27件 | 遺産分割、相続放棄、生前対策、遺留分、遺言、相続税、相続手続 |
| 11月 | 36件 | 遺産分割、相続放棄、生前対策、遺留分、相続税、家族信託、相続手続 |
| 10月 | 21件 | 遺産分割、相続放棄、生前対策、遺留分、不動産、遺言執行、特別縁故者、不当利得 |
| 9月 | 14件 | 遺産分割、認知症、相続放棄、生前対策、遺留分、遺言、家族信託、相続登記、時効取得 |
| 8月 | 28件 | 遺産分割、認知症、相続放棄、生前対策、遺留分、遺言、家族信託、相続登記、不当利得、内縁 |
| 7月 | 23件 | 遺産分割、相続放棄、生前対策、遺留分、遺言、家族信託、相続登記、不当利得、分割調停 |
| 6月 | 12件 | 遺産分割、認知症、相続放棄、生前対策、遺留分、遺言、相続税、家族信託、相続登記 |
| 5月 | 13件 | 遺産分割、認知症、相続放棄、生前対策、養子 |
| 4月 | 11件 | 遺産分割、相続、生前対策、介護、代襲相続人、配偶者居住権、遺言無効請求 |
| 3月 | 18件 | 遺産分割、相続、生前対策、審判移行、内縁、遺留分侵害額請求、遺言書 |
| 2月 | 17件 | 遺産分割、相続、生前贈与、相続放棄、相続税、贈与税、相続登記、家族信託 |
| 1月 | 18件 | 遺産分割、相続、生前対策、遺言作成、相続税、相続登記 |
| 2024年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 29件 | 遺産分割、生前対策、遺留分、亡父母の相続、遺言無効、固定資産税滞納 |
| 11月 | 46件 | 遺産分割、生前対策、遺留分、亡父母の相続、相続放棄、遺言、相続税、贈与税、相続登記、遺言作成 |
| 10月 | 28件 | 遺産分割、生前対策、遺留分、亡父母の相続、相続放棄、遺言、養子縁組、不当利得、相続税、贈与税、相続登記、家族信託 |
| 9月 | 30件 | 遺産分割、生前対策、遺留分、亡父母の相続、土地、相続税、贈与税、相続登記 |
| 8月 | 31件 | 遺産分割、生前対策、遺留分、亡父母の相続、協議書、相続税、相続登記、家族信託 |
| 7月 | 24件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、亡父母の相続、協議書、相続税、贈与税、相続時精算課税制度、相続登記 |
| 6月 | 34件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、生前対策、遺言、特別寄与、成年後見、相続税、相続登記、家族信託 |
| 5月 | 30件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、生前対策、遺言、相続税、特別寄与 |
| 4月 | 25件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、生前対策、遺言、後見申立、相続税 |
| 3月 | 36件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、生前対策、遺言、遺産調査、後見申立、相続税、贈与税、相続登記 |
| 2月 | 26件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、生前対策、認知症、相続税、相続登記、家族信託 |
| 1月 | 25件 | 遺産分割、相続、生前対策、遺言作成、相続税、相続登記 |
| 2023年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 20件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分、遺言作成、相続税、相続登記 |
| 11月 | 55件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分、遺言作成、養子縁組、相続人調査 |
| 10月 | 22件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分、不当利得、遺言作成、相続税 |
| 9月 | 21件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分、相続税、相続登記 |
| 8月 | 23件 | 遺産分割、相続、生前対策、遺留分、遺言作成、相続遺産預貯金 |
| 7月 | 23件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、遺留分 |
| 6月 | 30件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、成年後見、遺留分 |
| 5月 | 39件 | 遺産分割、相続、生前対策、遺言作成、遺留分、相続税、生前対策、相続登記、家族信託、贈与 |
| 4月 | 24件 | 遺産分割、相続、生前対策、遺言作成、遺留分 |
| 3月 | 23件 | 遺産分割、相続、生前対策、遺言作成、相続放棄、遺留分 |
| 2月 | 17件 | 遺産分割、相続、生前対策、相続放棄、相続税申告 |
| 1月 | 23件 | 遺産分割、相続、遺言作成、相続放棄 |
| 2022年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 34件 | 遺産分割、相続放棄、生前対策、遺留分、相続税申告、相続登記、遺言書、成年後見、贈与税 |
| 11月 | 53件 | 相続税申告、相続放棄、遺留分侵害請求、遺産分割、生前対策、遺言書、家族信託 |
| 10月 | 33件 | 相続税申告、遺産分割、生前対策、遺言書 |
| 9月 | 28件 | 遺産分割、相続放棄、生前対策、遺留分、遺言書、成年後見 |
| 8月 | 44件 | 遺産分割、相続放棄、任意後見、生前対策、遺言書、遺言執行人 |
| 7月 | 29件 | 相続税申告、生前対策、土地の名義変更 |
| 6月 | 63件 | 遺産分割、相続放棄、任意後見、生前対策、遺言書 |
| 5月 | 38件 | 遺産分割、相続放棄、任意後見、生前対策、遺言作成、成年後見、マンションと株の名義変更 |
| 4月 | 34件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分侵害請求、生前対策、遺言作成、成年後見 |
| 3月 | 23件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分侵害請求、遺言作成、成年後見 |
| 2月 | 20件 | 遺産分割、相談会、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄 |
| 1月 | 9件 | 遺産分割、相談会、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄 |
| 2021年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 29件 | 遺産分割、遺言書、相続放棄、遺産の使い込み、相続税申告、相続登記、家族信託 |
| 11月 | 52件 | 遺産分割、遺言書、遺留分、生前対策、成年後見、相続放棄 |
| 10月 | 23件 | 遺産分割、遺言書、遺留分、生前対策、成年後見、相続放棄 |
| 9月 | 22件 | 遺産分割、遺言書、遺留分、生前対策、成年後見、相続放棄 |
| 8月 | 32件 | 遺産分割、遺言書、遺留分、生前対策、成年後見、相続放棄 |
| 7月 | 49件 | 遺産分割、遺言書、遺留分、生前対策、成年後見 |
| 6月 | 16件 | 遺産分割、相続放棄、遺言書、遺留分、生前対策、成年後見 |
| 5月 | 15件 | 遺産分割、相続放棄、遺言書、遺留分、生前対策 |
| 4月 | 23件 | 遺産分割、相続放棄、遺言書、遺留分、 |
| 3月 | 35件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 遺産の使い込み、後見人申立、相続放棄、特別受益 |
| 2月 | 24件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、相続放棄、生前対策、 遺産の使い込み |
| 1月 | 28件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 遺産の使い込み、後見人申立 |
| 2020年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 27件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 相続税 |
| 11月 | 26件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 相続税 |
| 10月 | 40件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 相続税 |
| 9月 | 33件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 成年後見、相続税 |
| 8月 | 23件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 相続放棄、任意後見 |
| 7月 | 36件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 後見人申立、相続放棄、成年後見 |
| 6月 | 55件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、相続放棄、生前対策、 後見人申立、相続放棄、成年後見 |
| 5月 | 18件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 後見人申立、相続放棄、特別受益、成年後見 |
| 4月 | 18件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 後見人申立、相続放棄、特別受益 |
| 3月 | 23件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 遺産の使い込み、後見人申立、相続放棄、特別受益 |
| 2月 | 25件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 遺産の使い込み、後見人申立、相続放棄 |
| 1月 | 24件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言作成、相続放棄、生前対策、 遺産の使い込み、後見人申立 |
| 2019年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 20件 | 遺産分割、相続放棄、家族信託、相続税、遺産の使い込み、遺言作成、遺産分割協議、相続人不在、後見人申立 |
| 11月 | 10件 | 遺産分割、家族信託、相続税、財産調査、遺産分割協議 |
| 10月 | 23件 | 遺産分割、相続放棄、遺産調査、負の遺産、生前対策、相続税申告、財産管理、遺言執行、遺言、遺留分減殺、後見人申立 |
| 9月 | 19件 | 遺産分割、相続放棄、遺産調査、負の遺産、生前対策、相続税申告、財産管理、遺言執行、遺言、遺留分減殺 |
| 8月 | 24件 | 遺産分割、相続放棄、遺産調査、負の遺産、生前対策、相続税申告 |
| 7月 | 21件 | 遺産分割、遺産調査、負の遺産、相続放棄、遺産の使い込み、遺留分請求、遺言作成、生前贈与、相続税申告、生前対策、家族信託 |
| 6月 | 26件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺産調査、遺留分請求、遺言作成、遺言執行、生前贈与、生前対策、親の債務 |
| 5月 | 25件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、遺言作成、遺言執行、生前対策 |
| 4月 | 23件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、相続放棄、遺言執行、相続精算課税、生前対策 |
| 3月 | 24件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、相続放棄、公正証書遺言作成、生前対策、借金 |
| 2月 | 20件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、相続放棄、相続税 |
| 1月 | 17件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、相続放棄、相続税、生前対策 |
| 2018年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 10件 | 遺産分割、相続放棄、相続税、遺留分減殺請求、遺言書作成、遺言執行、生前対策、生前贈与不履行、相続手続き代行 |
| 11月 | 15件 | 遺産分割、相続放棄、相続税、遺留分減殺請求、遺言書作成、遺言執行、生前対策、後見人申立 |
| 10月 | 10件 | 遺産分割、相続放棄、相続税、遺留分減殺請求、遺言書作成、遺言執行 |
| 9月 | 7件 | 遺産分割、相続放棄、財産調査、相続税申告、贈与税 |
| 8月 | 23件 | 遺産分割、生前対策、遺留分減殺請求、相続税、譲渡所得税 |
| 7月 | 14件 | 遺産分割、限定承認、相続放棄、相続税、立退き、死亡した親宛の損害賠償請求 |
| 6月 | 13件 | 遺産分割、遺産調査、遺留分減殺請求、遺留分、相続債務 |
| 5月 | 12件 | 遺産分割、相続債務、相続税、生前対策、相続登記、立退き、移転登記請求訴、遺言書検認 |
| 4月 | 13件 | 遺産分割、相続債務、相続税、生前対策、相続登記 |
| 3月 | 15件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、後見人、相続放棄、遺言無効、相続税、相続した土地の立ち退きを申し立てられた、遺言検認、生前対策、遺言作成、相続登記、特別受益、土地の分割 |
| 2月 | 15件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、後見人、相続放棄、遺言無効、相続税、相続した土地の立ち退きを申し立てられた、遺言検認、生前対策、母が内縁の夫に遺贈したい、相続登記 |
| 1月 | 23件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺留分請求、後見人、相続放棄、遺言無効、相続税、相続した土地の立ち退きを申し立てられた、遺言検認、結婚したばかりの相手に相続させたくない、生前対策、母が内縁の夫に遺贈したい、相続登記 |
| 2017年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 15件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、遺言無効、相続放棄、生前対策、後見人申立、遺産調査、相続税申告、土地の相続税対策 |
| 11月 | 14件 | 遺産分割、遺産分割の調停を申立てられた、相続放棄、生前対策、遺留分減殺請求された、遺言作成、遺言検認、生前贈与、事業承継、息子に不動産を残したい |
| 10月 | 9件 | 遺産分割、遺産分割の調停を申立てられた、相続放棄、生前対策、遺留分減殺、遺言作成、生前贈与、特別受益の持越し、任意後見、母の財産管理について、妻の遺産分割を進めたい、父の後見について、減殺請求されるかもしれない |
| 9月 | 19件 | 遺産分割、遺産分割の調停を申立てられた、相続放棄、生前対策、遺留分減殺、遺言作成、生前贈与、特別受益の持越し、任意後見 |
| 8月 | 21件 | 遺産分割、遺産分割の調停を申立てられた、相続放棄、遺留分減殺、遺言作成、生前贈与、相続人と話し合いができない |
| 7月 | 17件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分減殺、遺産分割後の履行請求・成年後見、遺言書検認、生前対策 |
| 6月 | 18件 | 遺産分割、遺留分、遺留分減殺、相続放棄、後見人、生前対策、相続税、相続登記 |
| 5月 | 17件 | 遺留分減殺請求、相続放棄、遺産調査、相手方との交渉、生前対策、遺産分割、分割協議、遺産分割調停、遺産相続、遺言の有効性について、限定承認 |
| 4月 | 14件 | 特別受益、生前対策、公正証書遺言、遺産分割、寄与分、分割協議、遺産分割調停 |
| 3月 | 17件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、元妻の両親と養子縁組しており、養親の相続について、放棄か遺産分割か、祖母の相続について、相続税の申告、相続税還付手続き、相続、財産分与、 |
| 2月 | 21件 | 遺産分割協議、遺留分減殺請求、生前対策、相続放棄、遺産調査、相続人調査、相続税申告、相続税対策、贈与税申告 |
| 1月 | 18件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、生前対策、遺言書作成、遺産調査、相続人調査、相続税申告、相続登記 |
| 2016年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 12件 | 遺産調査、遺言の不備、遺産整理、遺留分減殺請求、相続放棄、連帯保証債務、不動産の価格、相続税申告、課税対策、相続登記 |
| 11月 | 20件 | 遺産分割、不当利得、相続手続、生前相続対策、相続放棄、遺産分割協議 |
| 10月 | 21件 | 遺産分割、相続手続、、遺産分割協議書の作成、遺留分減殺請求、相続放棄、遺言の作成、遺産の使い込み |
| 9月 | 20件 | 遺産分割、相続手続、遺留分減殺請求、相続放棄、遺言の作成、生前対策、遺産の使い込み、死因贈与登記 |
| 8月 | 19件 | 遺産分割、相続手続、遺留分減殺請求、相続放棄、遺言の作成、生前対策、遺産の使い込み、相続税申告、相続税試算・対策、死因贈与登記 |
| 7月 | 21件 | 遺産分割、遺産分割協議書、遺留分減殺請求、相続手続、相続登記、遺産放棄通知、遺産調査、限定承認 |
| 6月 | 27件 | 遺産分割、遺言、遺産分割協議書、遺留分減殺請求、生前贈与、相続手続、相続税申告、相続税対策、贈与税 |
| 5月 | 23件 | 遺産分割、遺言、遺産分割協議書、遺留分減殺請求、生前贈与、相続手続、相続税申告、相続税申告(期限後)、相続税対策、生前贈与対策、贈与税、贈与登記 |
| 4月 | 29件 | 遺産分割、関係者住所不明、遺産内容不明、自筆遺言書の効力、祖母からの相続で不当利得返還請求される、亡妻母 勝手に預金引出 |
| 3月 | 15件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、使途不明金、成年後見、生前贈与、生前相続対策、遺産の名義変更への対策 |
| 2月 | 16件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、相続放棄、事業承継、公正証書遺言作成、生前対策、相続税申告、相続税シミュレーション、相続登記 |
| 1月 | 24件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、成年後見、事業承継、生前対策、相続税対策 |
| 2015年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 15件 | 遺産分割、遺言、遺留分、特別受益、相続放棄、生前対策、相続税対策、相続登記 |
| 11月 | 8件 | 遺産分割、遺留分、生前対策、相続税申告、相続登記 |
| 10月 | 21件 | 遺産分割、遺言書作成、遺産分割、遺留分、相続放棄、成年後見、相続税申告、相続税対策、相続登記、会社設立登記 |
| 9月 | 9件 | 遺産分割、遺留分、相続放棄、生前対策、合資会社相続、限定承認 |
| 8月 | 11件 | 遺産分割、遺言書作成、遺産分割協議、遺留分、相続放棄、生前贈与、相続税申告 |
| 7月 | 10件 | 遺産分割、遺産分割協議、遺留分減殺請求、生前相談、遺産開示、相続登記、相続税試算、連帯保証相続、相続放棄、時効援用 |
| 6月 | 8件 | 遺産分割、遺産分割調停、遺留分減殺請求、生前相談、遺産開示、慰謝料、相続登記 |
| 5月 | 7件 | 遺産分割、遺産調査、成年後見、相続人調査、相続登記交渉、不動産売買、相続相談、相続税対策 |
| 4月 | 11件 | 遺産分割、遺産調査、相続放棄、遺留分減殺、遺言無効、土地運用、相続相談、相続税対策 |
| 3月 | 18件 | 遺産分割、遺言書作成、相続放棄、相続税対策、相続分譲渡、生前対策、生前贈与、不当利得返還、遺留分減殺請求、生前の負債 |
| 2月 | 11件 | 遺産分割、遺言検認、相続放棄、養子縁組、生前贈与、
遺留分請求、遺産調査、会社設立登記 |
| 1月 | 9件 |
遺産分割、遺産分割協議書、成年後見、相続放棄、確定申告
生前に贈与された不動産の相続 |
| 2014年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 5件 |
遺産分割、遺産分割協議書、生前対策
遺産調査、遺留分減殺請求 |
| 11月 | 12件 |
遺産分割、相続税申告、遺言書作成、生前対策
不動産相続、遺留分減殺請求、会社承継 |
| 10月 | 14件 |
遺産分割、遺産無効、相続税申告
相続税相談、相続登記、遺産調査、相続放棄 相続対策、成年後見申立、遺留分、財産開示 |
| 9月 | 12件 |
遺産分割、相続税申告、遺言書作成、生前対策
借地権相続、相続登記、事業継承 |
| 8月 | 16件 |
遺産分割、遺産相続、相続放棄、相続手続き
成年後見、建物賃貸借契約、相続税対策、生前対策 |
| 7月 | 17件 |
養子縁組無効・遺言書無効、遺産分割、生前贈与
相続手続き、相続対策、負債、不動産査定、 遺言書作成、相続登記、相続した土地の納税猶予 |
| 6月 | 10件 |
遺言書無効・遺留分、遺産分割、相続対策
虚偽の出生届による相続・相続放棄、内縁妻の相続、 相続手続き、相続税、申告相続登記 |
| 5月 | 13件 |
遺言書作成、遺産分割調停、遺留分減殺請求、生前相続対策
遺産分割、相続登記、過去の遺産分割・不動産、成年後見 遺産分割やり直し、死後事務委任契約、相続税対策、相続税申告 非上場株式無断名義書換訴訟・評価・遺言無効の請求 |
| 4月 | 10件 | 遺産分割協議、相続登記、不動産売却
相続対策・贈与、相続放棄、遺産分割調停、相続税対策 |
| 3月 | 11件 | 遺言書作成、遺産分割協議、遺留分減殺請求、相続税申告
相続放棄、成年後見、遺言書検認 |
| 2月 | 10件 | 遺言書作成、遺産分割協議、遺留分減殺請求、贈与、相続税
相続分譲渡、贈与契約不存在確認、遺族年金 |
| 1月 | 9件 | 遺言書作成、遺産分割協議、相続登記、相続放棄、相続税対策
養子離縁 |
| 2013年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 8件 | 遺言書作成、遺産分割、相続登記、死因贈与契約、遺留分減殺請求、不動産境界確定 |
| 11月 | 10件 | 遺産調査、遺言書作成、遺留分減殺請求、成年後見、遺産分割、死因贈与契約、相続放棄交渉 |
| 10月 | 3件 | 相続財産管理人、生前贈与、生前相続対策、遺産分割、相続登記 |
| 9月 | 5件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、相続登記、生前相続税対策 |
| 8月 | 3件 | 遺産分割、相続登記、遺言書作成 |
| 7月 | 3件 | 遺留分減殺請求、遺言書検認、遺産分割、相続放棄、成年後見 |
| 6月 | 10件 | 成年後見、遺産分割、遺言書作成、相続放棄 |
| 5月 | 6件 | 遺産分割、相続放棄、遺留分、特別受益の持ち戻し、成年後見
遺留分減殺請求、遺言書作成 |
| 4月 | 5件 | 遺留分、相続方法の選択(限定承認)、相続放棄 |
| 3月 | 7件 | 遺言書作成、遺産分割、生前相続対策、名義変更、相続後の債務
相続手続 |
| 2月 | 2件 | 相続財産調査、遺言信託 |
| 1月 | 9件 | 遺産分割 |
| 2012年 | 相談件数 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 12月 | 5件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、相続財産調査 |
| 11月 | 8件 | 生前相続対策、遺言執行者、遺言書無効 |
| 10月 | 2件 | 遺産分割 |
| 9月 | 6件 | 遺産分割、遺留分減殺請求、代襲相続対策、相続放棄、遺言書作成 |
| 8月 | 3件 | 遺産分割、代襲相続対策 |
| 7月 | 1件 | 遺産分割 |
| 6月 | 4件 | 遺産分割、遺言書作成 |
| 5月 | 5件 | 遺産分割、遺産分割後の紛争 |
| 4月 | 3件 | 遺留分放棄、遺言書作成、遺産分割 |
| 3月 | 3件 | 遺産分割 |
| 2月 | 1件 | 遺産分割 |
| 1月 | 5件 | 遺産分割、相続放棄 |
| 本庁 | 支部 | 管轄区域 |
|---|---|---|
| 名古屋 | 名古屋市 豊山町 豊明市 日進市 清須市 北名古屋市 東郷町 / 春日井市 小牧市 / 瀬戸市 尾張旭市 長久手市 / | |
| 一宮 | 一宮市 稲沢市 / 犬山市 江南市 岩倉市 大口町 扶桑町 | |
| 半田 | 半田市 常滑市 東海市 大府市 知多市 阿久井町 武豊町 東浦町 南知多町 美浜町 | |
| 岡崎 | 岡崎市 幸田町 / 安城市 碧南市 刈谷市 西尾市 知立市 高浜市 / 豊田市 みよし市 |
| 裁判所 | 住所 |
|---|---|
| 名古屋家庭裁判所 | 〒460-0001 名古屋市中区三の丸1-7-1 |
| 名古屋家庭裁判所 一宮支部 | 〒491-0842 愛知県一宮市公園通4-17 |
| 名古屋家庭裁判所 半田支部 | 〒475-0902 愛知県半田市宮路町200-2 |
| 名古屋家庭裁判所 岡崎支部 | 〒444-8554 愛知県岡崎市明大寺町奈良井3 |
弁護士 杉浦恵一
近年、人口減少や都市部への人口集中(過疎化)に伴い、空き家が増加していることが問題になっています。
総務省による住宅・土地統計調査(令和5年)によれば、日本にある住宅総数は約6500万戸あり、住宅の総数はこれまで一貫して増加し続けているそうです。
これに対して空き家は約900万戸になっており、住宅総数に占める空き家の割合は約13.8パーセント(約7戸に1戸が空き家)となっているそうです。
このうち、賃貸・売却用及び二次住宅(別荘などの普段は住居として使用されていない住宅)を除く空き家は385万戸となっているようです。
このように、日本では住宅総数は増えていますが、それに伴って空き家も増えている状況にあります。
賃貸用であったり、別荘など管理者・使用者がいるような空き家であればまだいいのですが、遺産として実家を相続したはいいものの、別に自宅を持っているので全く相続した家を使わない、という場合も見受けられます。
このような完全な空き家となっている場合には、火災などの管理上の問題や、場合によっては犯罪に使用されるなどの問題も発生する可能性があり、所有者として責任を問われる事態になりかねません。
このような問題があることから、平成26年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が公布され、その後、改正されています。
この法律では、空き家の所有者(又は管理者)に、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないようにする努力義務と、行政の空き家に関する施策に協力する努力義務が課されています(同法5条)。
また、この法律では、管理不全空家(空家等が適切な管理が行われていないことにより、そのまま放置すれば特定空家等に該当することとなるおそれのある状態にあると認められる空家)の所有者に対して、防止するために必要な措置をとるように指導・勧告することができるとされており、
場合によっては固定資産税の住宅用地特例が解除され、固定資産税がかなり高くなる可能性もあるようです。
これ以外にも、空家管理のために特に必要があれば、市町村長は管理不全建物管理人の選任申立ができるとされておりますので、空き家の管理に問題があれば、自治体によって管理人を選任された上、そちらで管理されてしまう可能性があります。
他にも、特定空家(そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家)に該当するとされた場合には、行政により建物解体などの代執行がなされ、その費用を所有者に請求される可能性もあります。
このように、空き家の増加にともなって、国や自治体でもその対策に乗り出していますので、長い間放置されている空き家があれば、その管理責任を問われることになりかねないでしょう。
長い間放置されている空き家は、遺産分割や名義変更がなされずにそのままになっている可能性もありますので、時間が経つほど名義変更に手間がかかることもあります。
このようなことにならないように、空き家は放置せず、早めに対処することが重要でしょう。
弁護士 田中 優征

被相続人:依頼者の父・母
相続人:依頼者(Aさん)、依頼者(Bさん)、その他4名
Aさんは、およそ10年以上前に亡くなった両親の土地・建物を管理し、固定資産税の支払いを行っていましたが、相続登記の義務化を知り、ご兄弟のBさんと一緒に当事務にご相談にいらっしゃいました。
担当弁護士が話を伺ったところ、不動産は両親の共有名義になっていました。また、Aさんは父の自筆遺言をお持ちでしたので、父名義の部分については遺言に沿って解決ができそうな一方で、母名義の部分については遺産分割が必要であると考えられました。
そこで、当事務所で相続人を調査したうえで、父名義の部分については、遺言の検認、遺言執行者の選任申し立てをし、遺言執行者が遺言に沿って名義変更を実施しました。
また、母名義の部分については、他の相続人と遺産分割協議を行いました。不動産を売却する話も出ましたが、最終的には不動産をBさんが取得し、他の相続人に代償金を支払う形で遺産分割協議が成立し、解決に至りました。
1年3か月
本件では、名義が父と母に分かれていたところ、それぞれに異なる手続きが必要となりました。また、数次相続も発生しており、相続発生時よりも相続人が増加していました。
遺産分割をせずに放置をしていると、数次相続が発生して相続人が増加したり、手続きが煩雑になる可能性もあります。
相続についてお困りのことがあれば、当事務所にご相談ください。
弁護士 杉浦恵一
高齢化の進展とともに、成年後見を受ける方が増加傾向にあります。裁判所による集計では、成年後見・保佐・補助・任意後見を含めた申立件数が、令和2年時点では約3万7000件であったものが、令和6年には約4万2000件となっています。 少子化・人口の減少もありますので、どこかで頭打ちになるとは思われますが、しばらくはこのような増加傾向が続くものと予想されます。
成年後見制度の目的は、認知症等の問題により、財産管理(預貯金の入出金や支払い、遺産分割等)や身上監護(介護・福祉サービスの利用契約や施設入所契約、入院等の契約)などの法律行為ができない、又は十分にできない場合に、これらを成年後見人が代わって行う法定代理の制度です。 成年後見の制度が導入されてそれなりの期間が経っていますので、成年後見という言葉や制度は、かなり一般にも広がってきていると思われます。
成年後見が、本人(被後見人)に代わって主に財産管理や契約などを行う制度であることは、ある程度は広く知られてきていると思われますが、成年後見が終わった後、特にご本人が亡くなったことによって終了した場合に、その後はどのようにするのか、あまり知られていないのではないかと思われます。
成年後見は民法に定められた代理制度ですので、民法の代理の規定に従います。民法11条1項では、「代理権は、次に掲げる事由によって消滅する。」とされており、この1号で「本人の死亡」が挙げられています。 つまり、成年被後見人が亡くなった場合には、代理権が消滅し、成年後見人としての権限も原則としてはなくなることになります。
しかし、本人が亡くなったとしても、葬儀・火葬・埋葬などの葬祭関係をすぐにしなければならない場合もありますし、本人の財産(遺産)をそのままにする訳にもいかないでしょう。 成年後見人が親族であれば、親族として様々なこと(葬儀など)をすることも可能ですが、近年では少子化等により身寄りのない高齢者も増えていますので、亡くなった場合に後を任せることのできる親族がいない、または見つからない場合に、どのようにするかの問題があります。
身寄りがなく、親族が見つからないか、又は親族が色々な事務を拒否するような場合に、成年後見人は以下のような問題に臨まなければならない可能性が考えられます。
人が亡くなった場合には、通常は死亡診断書とともに死亡届を出すことになります。成年後見人が死亡届を入手できるかどうかの問題はありますが、成年後見人は死亡届を出すことが可能です(義務ではありません)(戸籍法87条2項)。
民法873条の2では、「成年後見人は、成年被後見人が死亡した場合において、必要があるときは、成年被後見人の相続人の意思に反することが明らかなときを除き、相続人が相続財産を管理することができるに至るまで、次に掲げる行為をすることができる。」とされています。
この3号で「その死体の火葬又は埋葬に関する契約の締結その他相続財産の保存に必要な行為」が挙げられていますので、成年後見人は、その権限として本人が亡くなった後でも、火葬や埋葬ができることになっています。
ただし、これらの行為をするには家庭裁判所の許可が必要ですので、その点は注意が必要でしょう。
成年被後見人の相続人の意思に反することが明らかなときが除かれていますので、相続人が見つからないときや連絡を取るのに時間がかかるときには、このような許可をとることで成年後見人が火葬等を実施可能です。
成年後見人が管理していた本人の財産は、本人が亡くなると遺産になりますので、相続人への引継ぎ等が必要になってきます。
相続人がいる場合には、原則的には相続人の中から代表者を選んでもらい、いったん代表者に引き継ぐということが考えられます。
遺言がある場合には、遺言執行者に引き渡すことになります(遺言執行者がいない場合や遺言執行者が就任辞退をした場合には、遺言執行者の選任申立が必要です)。
そもそも相続人がいなかったり、相続人全員が相続放棄をした場合には、引き継ぐ先がありませんので、成年後見人が相続財産清算人の選任申立をせざるを得ないと考えられます。
令和7年12月19日に岐阜家庭裁判所多治見支部にて相続放棄申述事件 について家事審判を申立てました。
令和7年12月11日に名古屋家庭裁判所豊橋支部にて遺産分割調停申立事件 について家事調停が成立しました。
令和7年12月26日に名古屋地方裁判所にて遺産分割調停申立事件 について和解が成立しました。
令和7年11月6日に名古屋家庭裁判所一宮支部にて遺産分割調停事件 について家事調停が成立しました。
令和7年11月10日に名古屋家庭裁判所にて遺産分割調停事件 について家事調停が成立しました。
令和7年11月17日に岡山家庭裁判所にて相続放棄申述事件 について家事審判を申立てました。
令和7年11月19日に名古屋家庭裁判所にて遺産分割申立事件 について家事調停が成立しました。
令和7年11月25日に名古屋家庭裁判所にて相続財産清算人選任申立事件 について家事審判を申立てました。
令和7年9月18日に名古屋地方裁判所にて不当利得返還請求について民事訴訟を提起しました。
令和7年9月19日に岐阜家庭裁判所にて遺産分割調停申立事件について家事調停が成立しました。
令和7年9月19日に岐阜家庭裁判所にて遺産分割調停申立事件について家事調停が成立しました。
令和7年8月4日に名古屋家庭裁判所岡崎支部にて相続放棄申述事件 について家事審判を申立てました。
令和7年8月4日に名古屋家庭裁判所岡崎支部にて相続放棄申述事件 について家事審判を申立てました。
令和7年8月4日に名古屋家庭裁判所にて遺産分割申立事件 について調停が成立しました。
令和7年6月3日に長野家庭裁判所にて相続財産清算人選任申立事件について審判が出ました。
令和7年6月12日に最高裁判所にて遺言無効確認等請求上告事件について決定が出ました。
令和7年6月30日に名古屋家庭裁判所にて遺産分割申立事件について審判が出ました。
令和7年5月28日に最高裁判所にて不当利得返還請求事件 について決定が出ました。
令和7年3月17日に岐阜家庭裁判所にて相続放棄申述事件 について相続放棄申述が受理されました。
令和7年3月17日に岐阜家庭裁判所にて相続放棄申述事件 について相続放棄申述が受理されました。
令和6年2月7日に名古屋家庭裁判所岡崎支部にて遺産分割調停申立事件 について審判が出ました。
令和7年1月23日に静岡家庭裁判所浜松支部にて相続放棄申述事件 について相続放棄申述が受理されました。
弁護士 浅野由花子
相続の場面では、親が生前に子どもの住宅取得費用や結婚費用を援助した場合、それが「特別受益」として相続分の計算に反映されることがあります。
「特別受益」とは、被相続人が共同相続人に対して行った遺贈や、生計の資本としての贈与を指します(民法903条)。
特別受益がある場合、持ち戻し免除の意思表示がされていない限り、被相続人の死亡時に存在する財産にその特別受益を加算したものを相続財産とみなし、そこから各相続人の相続分を算定します。その結果、特別受益を受けた相続人の実際の取得分は、法定相続分からその特別受益額を差し引いた残りとなります。
では、被相続人が出資・経営する会社が相続人に対し贈与した場合や、相続人が出資・経営する会社に対し被相続人が贈与をした場合はどうなるでしょうか。
特別受益の対象はあくまで「被相続人」による「共同相続人」に対する贈与であるため、原則として被相続人以外の者からの贈与や共同相続人以外の者への贈与は特別受益に当たりません。
そして、会社は「被相続人そのもの」「相続人そのもの」ではありませんから、特別受益に当たらないのが通常です。
しかし、実際にはその会社を通じて相続人が大きな利益を得ているケースもあり、その法的評価が問題となることもあります。
東京地方裁判所平成26年4月18日判決 遺留分減殺請求事件
【事案の概要】:被相続人から相続人会社への貸付
A社は、原告である相続人の出資により設立された実質的一人会社である。A社が原告の居宅兼A社事務所である土地建物を取得した当時、A社に資力がなく、被相続人の財産から購入資金や会社の運転資金等を捻出した。
被相続人からの資金は借入金及び出資金として会計帳簿に計上されていたが、A社は長らく確定申告もせず事実上廃業状態にあり、被相続人の原告に対する多額の経済的援助を前提とする遺言や手帳の記載が存在した。
遺言により被相続人の全財産を相続した被告に対して、原告が遺留分減殺請求権を行使した事件であり、原告の特別受益の有無が争われた。
【判断】
認定事実から、被相続人のA社に対する貸付金及び出資金を実質的に原告に対する生計の資本の贈与とみて、これを遺留分算定の基礎となる財産に算入するのが相続人間の実質的公平を図るという特別受益制度の趣旨に合致するものと解される。…したがって被相続人のA社に対する貸付け及び出資は、原告の特別受益として遺留分算定の基礎となる財産に含まれるものというべきである。
東京家庭裁判所 平成21年1月30日審判
【事案の概要】:被相続人会社から相続人への贈与
被相続人が一人株主かつ代表取締役をしていたB社から、勤務していない相続人に対し2500万以上もの給与が支払われ、さらにB社及び、同じく被相続人が一人株主のC社から厚生年金、国民年金保険料が支払われていた点について、同人が両社を通じて贈与を受けたものとして特別受益にあたるかが争われた。
【判断】
仮に相手方が稼働実態なくしてB社から給与が支払われているとしても、同社から相手方に対する贈与であって、被相続人からの贈与とはいえない。このことは、同社が被相続人の一人会社であったとしても、会社経理との誤認混同など経済的に極めて密着した関係があったとは認めるに足りる証拠はないので、一人会社というだけで被相続人からの贈与と認めることはできないと思慮する。…被相続人がこれを負担したものとは直ちに認められず、他にこれを認めるに足りる証拠はない…
そもそも、原則として、貸付金は贈与でないため、特別受益にあたりません。
肯定裁判例は、貸付や出資の名を借りているものの、A社の経営状態や資力からは返済の見込みがなく、被相続人自身も相続人への経済的援助と認識していたとして、贈与であると認定されています。
したがって、相続人の会社に対する資金提供が「貸付」や「出資」という形式をとり、会社の経営が健全で資金の回収が見込める場合には、贈与と評価される可能性は低くなると思われます。
反対に、貸付や出資といった形式を取らず、純粋に会社に金銭や不動産を贈与したケースでは、贈与か否かが争いになることは少ないかと思われます。
この点については、事例により判断が分かれています。
否定審判例においては、被相続人会社と被相続人の経済的密着性の欠如を理由として、両者の同一性が否定されました。
経済的密着性が認められるような会社経理との誤認混同がどの程度のものを指すのかについては明らかではありませんが、被相続人が一人株主かつ代表取締役であるだけでは会社と被相続人を経済的に同視できないとされている点で、株主構成のみならず役員・従業員構成等や従前の経営状況、会社規模など会社の経営実態もふまえて判断された可能性があります。
この点、肯定裁判例において、相続人会社への贈与と相続人への贈与とが同視された具体的事情についても同様に明らかではありません。
たとえば、相続人が一人株主かつ代表取締役であるだけではなく、経営実態としても相続人夫婦だけで切り盛りしているような小規模の同族会社であり、会社の相続人の生計に対する影響が極めて大きいために、実質的には相続人への経済的援助と同視できるといった場合には、特別贈与が認められる余地があると思われます。
相続人会社に対する被相続人からの援助、相続人に対する被相続人会社からの援助が特別受益にあたるかどうかは、原則としては特別受益に当たりません。
しかし、例外的に特別受益に該当するのはどのような場合であるかについては、極めて判断が難しく、事例の数もまだ非常に限られているため、今後の事例の蓄積が待たれる分野といえます。
ただし、相続トラブルを防ぐためには、事前に契約などで経済的援助の性質が贈与か貸付かなど整理しておくこと、経済的援助の位置づけや持ち戻し免除に関し遺言で被相続人の意思を明確にしておくことが大切です。
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一宮市,稲沢市,犬山市,江南市,岩倉市,丹羽郡(大口町 扶桑町),半田市,常滑市,東海市,大府市,知多市,知多郡(阿久比町 東浦町 南知多町 美浜町 武豊町))
愛知県中部(豊田市,みよし市,岡崎市,額田郡(幸田町),安城市,碧南市,刈谷市,西尾市,知立市,高浜市)
愛知県東部(豊橋市,豊川市,蒲郡市,田原市,新城市,北設楽郡(設楽町 東栄町 豊根村))
岐阜県南部(岐阜市,関市,美濃市,羽島市,各務原市,山県市,瑞穂市,本巣市,羽島郡(岐南町
笠松町),本巣郡(北方町),多治見市,瑞浪市,土岐市,大垣市,海津市,養老郡(養老町),不破郡(垂井町 関ヶ原町),安八郡(神戸町 輪之内町 安八町),揖斐郡(揖斐川町 大野町
池田町),恵那市,中津川市,美濃加茂市,可児市,加茂郡(坂祝町 富加町 川辺町 七宗町 八百津町 白川町 東白川村),可児郡(御嵩町))
三重県北部(四日市市,三重郡(菰野町 朝日町
川越町),桑名市,いなべ市,桑名郡(木曽岬町),員弁郡(東員町))
三重県中部(津市,亀山市,鈴鹿市)
静岡県西部(浜松市,磐田市,袋井市,湖西市)
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